全くの初心者で、大人になってから剣道を始めたとしても稽古を続けていくうちに試合に出場する機会も出てきたりします。
でも、まだまだ初心者(に毛が生えた程度のレベル)なのに試合になんか出てもいいのだろうか……
なんて迷ったりすることもあるかと思います。
そこで、試合に出ることになった時の準備などを、ここでは書いてみます。
剣道初心者な大人でも試合に出てもいいの?
そもそもの不安はこのことかと思います。
マジ初心者なのに、試合に出るなんて恐れ多いことしてもいいのか??
初心者の〝度合〟にも依ると思いますが、防具を付けて稽古をしている。
教室の先輩方や指導者に地稽古も付けて貰えている、というレベルまできているのでしたら、試合に出ることは出来ると思います。
通われている教室の方に、試合の出場を勧められたら是非参加してみましょう。普段の稽古では出来ない経験ができます。
但し、
試合のレベルも色々あるので、無理のない程度の試合…例えば同じ地区にある道場同士の交流試合とかから出場されるのが安心です。
剣道の初心者は出場しない方がいい試合は?
剣道の初心者は出場しない方がいい試合(大会)がどんなものかというと、
大会に出る選手が、ガチで勝ちにいく試合 です。
交流試合は、試合を通じて親睦を深めるという意味合いの方が強いものなので勝敗にはそんなに拘らないことが多いのですが、ガチの試合は初心者が出るには危険なこともありますので。
例えば
・全日本選手権の代表を決める大会
・国体の代表を決める大会
等
これらの大会は、予選から各都道府県内のめっちゃ強い選手方がエントリーしてきます。
初心者でも、剣道連盟に登録し大会出場の条件を満たしていれば(年齢や段位等)、初心者でも出場は可能です。
でも、強い選手と当たる確率も高いですし、もし対戦したら速攻で負けてしまいます。
試合の雰囲気や対戦を楽しむという、初心者にとってのプラスになることが全然出来ないまま終わってしまうんですよね。
なので、試合出場の経験が浅いうちは、自分のレベルに合った試合に出るようにしましょう。
どんな試合がいいのかは、教室の先輩や指導者と相談して決めましょう。
ただ、試合出場よりもそういった強い選手の試合を直で観たいという目的でしたらエントリーしてもいいですし、出場しなくても見学に行くというのもアリです。
試合に出場することが決まったら…
試合出ることが決まったら、最低限学んでおくルールや所作があります。
反則になる行為等は普段の稽古でも身に付きますが、所作などについても知らないというのでしたら教わっておきましょう。
主なルールや所作
・白線までは3歩で
・礼は15度
等々、不慣れなうちは大変かなと思うようなことが細々あるのですが、試合の経験を積んでいくうちに自然と出来るようになります。
で。これが1番大事かなと思う事ですが
審判の判定は絶対です。
他のスポーツでは審判の判断に反論する場面をみることもありますが、剣道では審判の判断に反論はNGです。
まあ、納得いかない判定もあったりするでしょうけど(審判も人間ですし)、反論はいけませんよ。
まとめ
ということで、剣道の初心者が試合に出てもいいのか、もし出場することになったらどうすればいいのかを簡単ですがまとめてみました。
ガチで勝ちにいくような試合は避けるとしても、交流試合など初心者でも楽しめる試合も色々ありますので、機会があれば是非参加してみてください。
試合を通じて相手の方とも仲良くされますし、1本取れるようになったら剣道がより面白く感じるようになると思います。
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