剣道も一時期は全然稽古が出来ない状況になってしましたが、6月辺りから漸く稽古が再開されるようになり、対人試合なども開催されるようになってきました。
とはいえ、以前とは違う装備やルールの変更もあってまだまだ慣れないこともあったりします。
そこで、これから剣道を始めたい…という方に向けて、剣道をする際のコロナ対策のことを書いてみますので、参考にして頂けたら、と思います。
剣道をする時のコロナ対策は?
剣道をする時のコロナ対策の大筋については、全日本剣道連盟のホームページに記載があります。
⇒ ttps://www.kendo.or.jp/information/20200604-2/(頭にhを付けて飛んでください)
基本的にはこのガイドラインに沿って稽古の再開をしていますが、ガイドライン発表当時と若干変わってきている点もあります。
面マスクの着用とマウスガードの装着
これが1番変わったルールですね。
対人で防具を付けての稽古や試合をする時は、面マスクとマウスガードとマウスガードを装着しなくてはいけません。
※対人じゃなくても、面マスク(普通のマスクでも可)は必要です。
面マスクについて
面マスクに付いては、全日本剣道連盟のホームページに簡単な作り方が記載されていますが、ネットで検索すると、詳しい作り方のの動画や記事がありますのでそちらを参考にした方が分かり易いです。
防具屋さんでも売ってますが、ちょっとお値段するかな。時間が取れる方は、自作する方が安上がりではあります。
面マスクを着けて面を被ると…
面マスクを着けて面を被り、実際に稽古をすると……
正直凄く呼吸が苦しいです。
特に、剣道連盟のホームページにあった方法で作った面マスクだと丁度鼻の辺りが、4重(若しくは6重)に生地が重なった部分が当たるので本当に苦しいんです。
それを考慮されたのか、最近では鼻は覆わなくても良いということになったらしいです。(うちの地区ではそういうお達しがありました)
個人的には鼻も覆っておく方がやはり安心できるので、面マスク・改(笑)を作らなくては…と思っているところです。
なので。
剣道は経験ない…という方でしたら、若干お金は掛かりますが初めは既製品を購入した方がいいかも知れません。
余談ながら。
番組名は忘れたのですが、剣道をやってる場面が映っていまして面マスクはしてなくて、マウスガードだけで対人の稽古をしていたんですね。
それをみて、地域でコロナ対策の仕方が違うのかなあとも思ったのです。
それと、面マスクしなくてもいいなんて羨ましい…とも。
TVの番組なのでその時だけ面マスクをしなかったのか…は、分からないですが。
マウスガードとは?
マウスガード(マウスシールド)は、面の下の方に付ける透明のプラスチックの板です。
面マスクと併用することで、飛沫の飛散をかなり防ぐことが可能になります。
▲こんな感じで面に付けます。
他にも
対人の稽古再開時には、アイガードも付けることになっていたのですが、マウスガードを付けてアイガードまで着けると、呼気で曇ってしまって視界が全然効かなくなるというので、アイガードの使用は無しで…ということになったらしいです。
アイガード自体は昔からあって、竹刀のささくれ等が目に入らないようにするために使っている人はいました。
手の消毒や床の清掃
教室内に入る時に、手をアルコールで消毒することも稽古の再開以降マナーになりました。
これは、剣道だけでなく日常のあらゆる場面でしていることなので、特に苦になることではないですよね。
床の清掃も、以前に比べて厳格になりました。
剣道は裸足でするので、床も消毒する必要があるんですね。うちの教室では、子どもたちが入る前に床掃除を保護者や指導者が協力して行っています。
結構大変…。
でも、感染したらそれこそ大変なことになるので、手を抜かずやっています。
稽古や試合をする時のコロナ対策のこと
対人の稽古や試合の時のルールにも、若干変更がありました。
鍔迫り合いをしない
地稽古(試合のような稽古のやり方と思ってください)や、試合の時に鍔迫り合いになったらすぐ離れるようにしないといけなくなりました。
剣道は柔道や空手に比べたら多少は人との距離を保てるのですが、離れてばかりでは試合が成り立ちませんし、大声を出すことが普通なので近くにいると飛沫感染の可能性があるんですね。
で、至近距離になってしまう鍔迫り合いはよろしくない…ということで、すぐに離れるようにお達しがあったのですね。
11月にこちらでは今年初になる高校生の公式戦があったのですが、鍔迫り合いになったら3秒で審判が離れるよう指導することになったそうです。
なので、
鍔迫り合いからの引き技が得意な選手には少々きついルールということも言えるかなあ。
開・閉会式はしない
これは、うちの子が参加した公式戦・審査会での話しになるのですが今までのように開会式や閉会式をしなかったそうです。
これも、式をする時は選手や大会関係者が集まって行われるので〝密〟になってしまいますので、やらなくなったのも当然かな。
大会出場者以外は会場内に入れない
これも、うちの子が参加した公式戦・審査会でのことですが保護者や卒業した先輩などの応援者は会場内に入れませんでした。
大会については、マネージャーさんすら入れなかったとか。思ってた以上に厳しいルールです。本当に出場選手、顧問の先生と大会運営にあたる関係者しか会場に入ることが出来ませんでした。
なので、当日時間を持て余しました(苦笑)
朝早かったし、車の中でずっと寝てましたが……。
まとめ
ということで、
剣道をする時に各人がするコロナ対策について、大雑把ですが纏めてみました。
まだ稽古が出来るようになって5ヵ月くらい、公式戦が出来るようになったのも最近の事なので、今後もルールや対策の変更が出てくる可能性もあります。
(公式戦については、中学生以上の大会です。小さい子や高齢の方が出場できる大会はまだ開催されていません)
ここで書いていることは基本的に北海道での対策ですので、他の都府県や地域ごとの決まり事もあるかと思います。その場合は、地域でのルールを順守するようにしてください。
コロナ以前のようには中々出来ないでいるのが現状ですが、出来る範囲のことをやっている感じです。ですので、これから剣道を始めるという方も、コロナ対策をしっかりした上で、無理のない範囲で剣道を楽しんでください。
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